ねむたい

うん。


金曜日はあれです。


帰り5時過ぎ、地下鉄の駅と学校とをつなぐ学内バスがあるんですが
学生証と電車の定期券がはいった定期入れをそこに落とします。


手形がなくて門を開けてもらえません。
そこに訪ね人がやってきて


※「さっきパスケース落とされましたか?」


嗚呼…助かったなと思いきや


※「運転手さんに渡したんですが…。」


誰のかわからないものをきちんと届けてくれた
私を救ってくれた※さんに
一瞬苛立ちを覚えた私がただひたすらに愚かだったおかげで
自己の人間らしい一面を改めて見い出せました。


友人とそこで乖離し、歩いて学校まで一時間
はさすがにきついので学校の学生課に電話。
担当の方の素早い対応と暖かい口調とで私の心は救われました。


学生証がなくても、事情を説明すればバスに乗れるということで
たまたま同じ時間にバス待ちしていた女性二人に先を譲り
訳わからなそうな雰囲気のとりあえずのありがとうをもらい
運転手さんの理解の早さに救われました。


学校で私の定期入れを預かっている
学校と契約しているバス会社の事務所(ちっちゃいプレハブ)。
そこの受付のおじさんの理解のよさと暖かさに救われました。


友人にメールで無事任務を終えたと報告。
安心しただって。
安心させて悪かったな。ありがとう戦友よ、救われました。


こうして五人の方に救われた私は
この人たちに感謝の念を送るとともに
この人たちを救ってくれている人という存在に
ちょぴり気付けたような気がしたのでした。


めでたしめでたし。